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| WINとは |
| 「WIN」とは、ウェアラブル・インフォメーション・ネットワークに関する技術、製品、事業、市場等の社会システムの現状及び将来像についの調査研究・普及推進等を行うことによって、新たなインフォメーション・ネットワークの学問体系及び事業/企業の創成を図ることを目的とした特定非営利活動法人「ウェアラブル環境情報ネット推進機構」です。(2000年8月発足) マイクロマシン技術、マイクロセンサ技術、ネットワーク技術の融合により、動植物、人間、人工物に微小端末(ネイチャーインタフェイサ)を付け、ワイヤレスでその状 態のセンシングを行う「ウェアラブル・インフォメーション・ネットワーク」に関す るサービスの開発などを行い、特に人間の健康・福祉の向上と環境の保全に貢献する ことを目的としています。 腕時計のような小型センサーを人が身につけて、位置情報を送ったり、体調をモニ タリングしたりして、事故防止や体調管理に役立てます。動物、植物から、交通、生 産現場、病院、人、人工物などさまざまな物や場所をネットワークして、情報を活用 するシステムを構築します。またダムなどの遠隔監視を行い、情報管理することで防 災につなげます。このように、「ウェアラブル」をキーワードにした装着型のITシ ステムを社会に広めて生きます( 図1)。 ■ NPO法人WINのミッション NPO法人WINは、図2に示すように、大学の知を社会に還元することも目指し ています。大学と社会の関わりについては、従来は大学と学会を結ぶ学術分野がほと んどでした(学学連携)。最近になって技術移転機関(TLO)などによる産業界と の連携(産学連携)が注目を浴びていますが、WINは、より広く大学と社会が連携 する仕組みをNPOという形で実現するために、「社学連携」という言葉をつくって 取り組んでいます。 NPOはその名が示すとおり、営利を目的としない組織です。しかし公益事業を実 現する上に必要な資金を獲得するために収益事業も行うことが認められています。20 03年5月には、NPOに関する法律が改正され、WINのような研究開発型NPOが 法律的にも認知されました。明確なミッション(使命)を持ち、それを共有して、大 学を中心とした参画企業間の利害を超えた協働により、将来的には100人規模の研 究員、100億円規模の研究費を要する研究開発型NPOを目指しています。 ![]() ■ 沿革 このNPOの前身は、東京大学の板生 清教授らを中心とした、企業とのいわば勉強 会から1989年にスタートしました。ウェアラブルインフォメーションネットワークを 実現するために、小型の大容量光メモリの研究、小型端末の開発などの機器開発や、 ネットワーク間のデータ通信技術など、企業研究者と、大学研究者が協力し、新しい 社会システムの構築の研究を進め、2000年5月には、東京ビックサイトで開催された 「東京ビジネスショウ」で、中核技術の展示出展を行いました。 NPO法人WINは、東京大学をはじめ、国内外の14大学に在籍する研究者、エレ クトロニクスや情報分野の企業など28団体が参加して2000年8月に設立されたNP O法人です。 2001年1月に、WINの目指す「ITの未来を先取りしたネイチャーインタフェイ サ」を具体的に紹介する全く新しい社学連携の情報誌として、隔月発行の「ネイチャー インタフェイス」を創刊しました。 2002年11月には、地球環境の保全への意識の高まりを受けて、「環境プランニン グ」に精通した人材「環境プランナー」の養成、継続的研修を通して、これらの学問 分野を確立する目的で、WIN内のひとつの組織として、「環境プランニング学会」 が設立されました。 ■ 理事長<板生 清 designtimesp=3758>の窓 ―― WINの目的 宇宙、地球も一種の生命体と考えるとすれば、もはや人間は自然に対立する存在ではなく、自然と一体となった「自然系」を構築し、人間が作り出す「人工物系」に対立する構図として描かれている時代を迎えたというべきであろう。 そして、いま巨大化・広域化しつつある人工物を生態系に組み込み、自然系を人工物系の対立する構造を、人間を緩衝体とした調和の構造に変革していくことが求められている。 WINの活動は21世紀が直面する社会の諸問題を解決するための「社会技術」を実現する社学連携体です。「自然」・「本質」(nature)と「人間」の界面であるネイチャーインタフェイスを主題とし、センサーネットワーク技術を駆使して地球環境や人間の健康、人工物の故障予知などへのソリューションを目標としています。 |
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