WIN基盤技術開発グループ

IT農業グループ

  1. 活動目的
  2. 活動状況
  3. 組織および参加メンバー
  4. 研究会(第一期:〜平成15年6月)における講演一覧

1.活動目的

 21世紀における人類危急の課題は、環境、エネルギーとならんで食糧であると言われている。日本でも、食糧自給率の低迷、農業従事者の高齢化や高傾斜不足など、農業の抱える問題が叫ばれているが、一方では、バイオテクノロジーやITの進歩によって、農作物の生産システムが全く新しいものになる可能性ができている。さらに、最近では狂牛病(BSE)問題をはじめとする食の安全に対する消費者の関心も高まっている。

 このような観点から、食・農の分野における新技術を活用したビジネス創生、環境保全型農業の実現、消費者への食の安全に関する情報提供などを目的として、情報通信技術(IT技術)の活用した新しい農業システムの研究開発を行う。

2.活動状況

  • 第一期の活動では、2002年6月から月1回のペースで研究会を開催し、農作物の機能性に着目して、農作物の機能性を高める栽培技術、機能性農作物の市場性などについて調査を進め(「研究会(第一期:〜平成15年6月)における講演一覧」を参照)、機能性作物の育成における技術課題などを検討した。
  • この研究会の成果をまとめて、「テーラーメイド型農産物供給システム」のプロジェクト提案を進めている。
  • このプロジェクトでは、農産物が有する機能を栽培環境制御により最大限に高め、その機能を必要とする消費者に届ける事業、すなわち“テーラーメイド型の農産物供給事業”の構築をめざすとともに、併せて、“食の安全確保”、“環境保護への貢献”をめざして、農産物の機能性・安全性向上に必要な環境条件を葉アイク氏、情報(IT)を活用した安全で経済的な栽培環境制御システムの開発を提案している。
  • 上記プロジェクト提案の具体化をめざして、第二期の活動を2003年9月より開始する。

参考図 →    [PDF

3.組織および参加メンバー

リーダ 山田一郎(東京大学・大学院工学系研究科・産業機械工学専攻、教授)
        Tel:03-5841-6364 / E-mail:yamada@mech.t.u-tokyo.ac.jp

  • 幹事(サブリーダ)     増田和成(荏原製作所)     野々下知泰(ネポン)     加藤 忠(NTT環境エネルギー研究所)
  • 参加メンバー(所属)     東京大学(工学系、新領域創成科学、農学生命科学)、中央大学、     相模原市、神奈川県農業総合研究所、     アジア科学教育経済発展機構(ASIA SEED)、     日本総合研究所、荏原製作所、     前川製作所、山武、ネポン、     NTT東日本、NTT研究所(環境エネルギー、物性科学基礎)、     バイオディスカバリー、フィードディスカバリー、船井電機、     ほか

4.研究会(第一期:〜平成15年6月)における講演一覧

 第2回(平成14年6月14日)
  「早稲田大学本庄キャンパスプロジェクト」
    (株)前川製作所 篠崎 聡氏
  「野菜の高機能栽培と機能性評価」
    (株)荏原製作所 増田和成氏
 第3回(平成14年7月26日)
  「神奈川県農業総合研究所の活動とIT農業」
    神奈川県農業総合研究所 藤原俊六郎氏
  「環境耐性トランスジェニック植物」
    東京大学・大学院農学生命科学研究科 森 敏教授
 第4回(平成14年8月26日)
  「食・農の分野における新技術を活用したビジネス創生への取り組み」
    フードディスカバリー(株) 福井栄治
  「21世紀、日本のバイオ市場を活性化するキーワード」
    バイオディスカバリー(株) 岩瀬 寿氏
 第5回(平成14年9月24日)
  「バイオマスを利用した代替プラスチックの生産」
    (株)荏原製作所 橋本和久氏
  「農牧場の物質循環解析とモニタリング」
    NTT環境エネルギー研究所 山田 巧氏、南雲俊之氏
 第6回(平成14年10月28日)
  「大規模温室における環境制御」
    ネポン(株) 野々下知泰氏
 第7回(平成14年11月27日)
  「相模原市の農業とITについて」
    相模原市農政課 野田主税氏、渡邊誠治氏
  「Invader Technology and its Application in Agriculture」
    バイオディスカバリー(株) 岩瀬 寿、Third Wave Japan  S.Perrey氏
 第8回(平成14年12月26日)
  「施設園芸、植物工場の現状と課題(プラントエコファクトリーの現状について)」
    (社)植物情報物質研究センター 角田英男氏
  「ウェアラブル農業情報端末の動向」
    NTT環境エネルギー研究所 水沼 守氏
 第9回(平成15年2月3日)
  「ウェアラブル環境情報端末」
    東京大学・新領域創成科学研究科 保坂 寛教授
 第10回(平成15年3月10日)
  「DNAマイクロアレイ解析による食品の品質設計技術の開発」
    (株)荏原製作所 増田和成氏
 第11回(平成15年6月9日)
  「多次元データ補間ツール ー少ない実験データから最適解を求める支援ソフトウェアー」
    (株)山武 西村順二氏

<担当連絡先>  山田一郎 東京大学工学系研究科 産業機械工学専攻 教授
yamada@mech.t.u-tokyo.ac.jp